TRIO SOLLA

トリオ ソ・ラ

2013年4月に東京でベートーヴェンの三重協奏曲のソリストとして出会った3人の奏者が意気投合し結成。「才色兼備の閏秀演奏家によるピアノ三重奏」「名手三人のノリのいい名演は別格」「素晴らしく練れた名演」と各音楽誌で高い評価を受けた。メンバーそれぞれがニューヨーク、パリ、ベルリンの三都と東京に活動拠点を持ち、それを特色としたユニークなプログラミングに定評がある。

定番の名曲から歴史に埋もれかかった作品の発掘、2016年には日本の若手作曲家を代表する山根明希子に作品を委託するなど、オリジナリティ溢れる演奏活動を行なっている。現在は主に日本とフランスで活動中。

member profile
谷川 かつら
piano

Katsura Tanikawa

 国内外20以上のピアノコンクールで優勝。これまで、モスクワ国立交響楽団、新ミレニアム祝祭オーケストラ(スペイン)、フランクフルト国立管弦楽団等多数のオーケストラとピアノソリストとしての海外公演を行い、チェコのプラハ音楽祭・カラモア国際音楽祭(NY)等に参加。室内楽活動は、イツアーク・パールマン室内管弦楽団(ニュヨーク)、チェコフィル八重奏団(東京)、ウイーンフィル、ウイーン交響楽団の首席管楽器奏者からなるウィーン・ウィンド・アンサンブル(東京・名古屋)と日本・米国での共演も行い、ウイーンでの室内楽コンサートにクインテットのピアノ奏者として招聘された。
 CD録音としては、「ベートーヴェン・Complete Works for Cello and Piano」(‘05年、レコード芸術推薦盤)。「谷川かつらリストを弾く」(‘08年)、アンサンブル・バウムガルテンと共演した海外録音盤「Portrait From Vienna」(‘09年)を、リリースしている。
 谷川かつらは、ヨヘベド・カプリンスキー教授師事のもと、ジュリアード音楽院ピアノ科を卒業。その後米国コロンビア大学で美術史の学位とエール大学音楽学部大学院でボリス・バーマン教授師事の下、音楽学修士の学位を取得している。

瀬川 祥子
violin

Sachiko Segawa

 4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科を首席で卒業後、モスクワ音楽院、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学大学院ほかで学ぶ。第3回日本国際音楽コンクール奨励賞、イタリア、ヴィオッティ国際音楽コンクール最高位他受賞。
 今までに、モスクワ・フィル、モスクワ交響楽団、ジョルジュ・デュマ交響楽団(ルーマニア)、メキシコ州立管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、東京ニューシティーフィル等と共演。また、ポルトガル音楽祭、カラス音楽祭、東京の夏音楽祭、など国内外の音楽祭に招かれる。ドイチェランド・ラジオ、ラジオ ・スイス ・ロマンド、NHK・FM「名曲リサイタル」などにも出演。
 現在日本とフランスを拠点に、リサイタル等のソロ活動の他、フォルテピアノ奏者のローラ・コラダンとのデュオや、ナフェア弦楽五重奏団、トリオ・ソ・ラなどアンサンブルでも活動を展開している。
 鷲見三郎、小林健次、江藤俊哉、ヴァレリー・クリモフ、ヴィクトル・トレチャコフ、レジス・パスキエ、トーマス・ブランディスの各氏に師事。また,ナタン・ミルシュタイン,ルジェーロ・リッチ、アイザック・スターンなど20世紀を代表するヴァイオリニストたちから指導を受けた。
 CDではイザイ無伴奏ソナタ全曲(フォンテック)モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ(Integral classic)、Libesleid (アート・ユニオン)等がリリースされている。

水谷川 優子
cello

Yuko Miyagawa

「交響楽団の祖」と呼ばれる祖父、近衛秀麿の遺志により5歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァル テウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了マギスターの称号を得る。同時期にローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースにて研鑽を積みながらヨーロッパでの演奏活動を開始した。 
 いままでに勝田聡一、松波恵子、ハイディ・リチャウアー、故アルトゥーロ・ボヌッチ、室内楽を故ハンス・ライグラフ、メナヘム・プレスラー、ハーゲン弦楽四重奏団の各氏に師事し、第6回東京国際室内楽コンクール優勝、併せて齋藤秀雄賞とアサヒビール賞を受賞、イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝、ピネローロ国際室内楽コンクール2位、バロックザール賞など多数受賞。 
 数々のソロアルバムは『レコード芸術』誌で準特選盤、優秀録音などに選出され「勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色」(東京新聞)「心をノックするチェロ」(毎日新聞)と評されている。ソリストとしての他に邦楽などの異分野アーティストとのコラボ(NHK第35回日本賞授賞式で能管の一噌幸弘氏と皇太子御夫妻のご列席のもとで記念演奏)や、「Ensemble Φ(ファイ)」「一山水」「Trio SolLa(トリオ・ソ ラ)」のメンバーとしても活動中。
 現在、日本とドイツに拠点を置いて各国でソリスト、室内楽奏者として演奏。近年はエジプトやヨルダン、シンガポールなどに招聘されオーケストラと共演している。また活発なコンサート活動の傍らではライフワークとして少年院、ホスピスなどの施設への訪問演奏を続けている。ユニークな活躍ぶりが注目されラジオやテレビへのゲスト出演も多く、2018年は1年間ラジオ番組MUSIC BIRD「コンサートイマジンPresents 今トキ! クラシック」のパーソナリティに抜擢、また出演したNHK FM「長崎・祈りの音色」が平成30年度文化庁芸術祭 優秀賞受賞、その演奏が高く評価された。2021年の秋にミラノ在住のピアニスト黒田亜樹と世界同時リリースした「Black Swan〜ヴィラ=ロボス チェロとピアノ作品集」が翌月のNY Public Radioでベスト新譜に選ばれるなど好評を博している。

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